ミシン踏みのBallad

自動車内装張替シート製作レストアなどに関する様々な事を綴っていきます

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ラビットS601シート張替

ラビットS601のシート張替です。

黒1色の純正表皮からグリーンとオフホワイトの2トーンへ張替です。

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ハラハラしながら縫い込んだパイピング。

こちらの記事で作っていたパイピングです↓

 

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 こういったシンプルなシートはパッと見た感じ簡単そうに見えるんですが、

物によっては綺麗に収めるのにひと手間かかるものがあります。

ひと手間その1

まずはシートの後ろ立ち上がりの部分。このシートだけでなく全般的に

こういったシートの側面は切り立った直線ではなく軽くラウンドしているのが普通で

特に純正シートはそういった形状をしています。

ですので裁断した生地が寿司の軍艦巻きに巻いてある海苔の様な、ただ長方形に

切った生地ではその形に上手く追従しません。

立ち上がりの丸みにフィットするような形状でパターンが起こせていると

シートに被せた際にこんな感じになります↓

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シートの下側うっすら影が入ってるのが分かると思いますが、これはこの部分の

合皮が立体裁断されてピタッとシートウレタンに巻き付いている証拠です。

こうしておくと張り込む際に無駄な生地を巻き込まなくていいのでシートベースの

縁にシワが寄らず、尚且つ少ないテンションでシート表皮にハリが出るので

シートベースのエッジ部分に余計な負担がかかりません。

こうなっていないシートは力ずくで引っ張り込んでいたり、後からウレタンを足して

カサ増ししているものなどあり見た目も何だかボヨついて綺麗じゃなかったりします。

ひと手間その2

旧いシートに割とあるのがこの手の溝に生地をはめ込むパターン↓

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純正ではこのハマる位置に芯材が縫い込まれているんですが今回は芯材は縫い込まず

溝に表皮を接着してからゴムの芯材をはめ込みました。

ひと手間その2がこの部分です↓

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溝の幅にパイピングとさらに緑とオフホワイトの分の縫い代はハマらない。。。

ので少し上でパイピングだけ内側へ逃がします。純正もこうなっていますがこれが

意外に位置を出すのに手間がかかります。上過ぎるとおかしいですし溝に

近いと縫い代がだぶつくのでここだけ出っ張ってしまい綺麗に収まりません。

失敗をしたくなければ確認確認、また確認、です笑

 

シート表皮のパターン出しの方法は

こちらの記事をチェックしてみてください☆

 

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